CG系の仕事は、副業がしやすい業種の1つかと思います。
しかし、副業をやると言っても、最初はどのように仕事を取れば良いかわからない方も多いのではないでしょうか?
CG屋の副業と言っても、様々な方法が考えられます。
- 3Dアセットなどを制作し、販売する
- チュートリアルなどの情報を発信(広告収入)、または販売する
- 企業の仕事を請け負う(業務委託)
など他にも稼ぐ方法は、いろいろとあります。
この記事では、私の経験談を元に、デザイナー、アーティストが企業の仕事を請け負う、仕事の取るヒントを紹介します。
また、営業なんて特にわからない!という方も多いのではないでしょうか?
そして、営業したいですか?と聞かれ、Yesと答えるデザイナーも多くはないでしょう。
なので、この記事では、営業はせずに仕事を受注する方法をご紹介します。
結論:SNSの活用
結論から言いますが、ツイッターなどのSNSの活用です。
当たり前と思う方も多いかと思いますが、重要なのは、どのように活用するか?です。
プロフィールに、CGデザイナーと書いて、日々の言った場所などを投稿するのでは、意味がありません。
ポイントは、自主制作やR&Dを定期的に上げることです。
あとは、相談がくるのを待ちましょう。
正直、仕事の依頼ができるデザイナーを探している経営者、管理者などはたくさんいます。
SNSで活用し、仕事の依頼をできる人を探している方は、年々増えています。
求人サイトを使うより、圧倒的に安価なので。
ただ、実際には、力のある人に、その依頼が集中しているのも、現実です。
依頼が来る側になるために、どのように活用すれば良いか紹介していきます。
プロフィールには、仕事募集中 を
プロフィールには、仕事を募集している旨を必ず書きましょう。
仮に既に売れっ子 なら、書く必要はありません。
しかし、そうでないなら、書いたほうが良いです。
以前、私は、副業をしたかったのですが、特に仕事を募集している旨や副業をしたことをツイートしたり、プロフィールには、書いていませんでした。
しかし、ある時、SNSで出会った経営者の方に、「副業したいんですよね」と伝えたところ、「それなら、もっと早く頼みたかった」と言われました。
副業をする意欲があることを、その方は知らなかったのです(そういうアピールをしていないので、当然です)。
また、同じくらいのスキルの2人がいれば、仕事を募集している方に、一先ず頼みますよね。
断られる確率が低いですから。
なので、依頼したい人に、依頼を受けられることを知ってもらうために、仕事を募集していことがわかるようにするのがおすすめです。
また、得意分野を書いておくのも良いでしょう。
自主制作を定期的にあげるコツ
本業をしながら、自主制作をするのは、時間的にも難しいですよね。
かといって、しょぼいものをたくさんあげたところで意味がありません。
そこで、途中経過などを頻繁にあげるのが、おすすめです。
私は、自主制作は、もちろん完成させることは重要ですが、早くできるかよりも、クオリティの方が重要だと思います。
なぜなら、時間をかけてでも、最高のクオリティを出せる人と、時間をかけても、最高のクオリティを出せない人がいます。
もちろん、手が早いのは、重宝されるスキルですが、市場価値が高いのは、前者だと思います。
なので、時間をかけてでも、クオリティを高い作品を作成し、制作途中でも、良いカットや絵ができば、都度、SNSで、クオリティの高いものを作っていることをアピールするのが良いと思います。
自主制作の内容は、一番は自分が作りたいものが良いと思います。
更に考えるとすれば、他の人がやっていないことが良いと思います。
逆に、バズを狙うのであれば、自主制作だからこそできる、ファンアートもありです。
また、自主制作でないと、いけないわけではありません。
最新の技術などのR&Dも良いと思います。
ただ、単純にR&Dをするのではなく、R&Dしつつ、絵になるものを作れると、より良いです。
私も尊敬している、Yokoharaさんは、まさにこういったことをされている方だなと思います。
選びつつ、積極的にフォローする
中小の経営者や管理者を積極的にフォローするのも、1つの手です。
必ずしもそうとは限りませんが、フォローすることで、プロフィールにはアクセスしてくれ場合があります。
そこで認知してもらうことができる可能性があるからです。
フォロバしてもらうことができれば、定期的にその人に作品を見てもらえる可能性が高まります。
営業とはいかないまでも、人の目に触れるようにしていくのがポイントです。
また、作品を上げたときにリツイートしてくれる方も、積極的にフォローするのもおすすめです。
どんなにすごいものを作っても、リツイートしない人はいます。
しかし、1度でもリツイートしてくれたのであれば、今後もしてくれる可能性があるので、感謝の意味と今後の作品を見てもらうためにも、フォローしてみるのが良いと思います。
「待つ」は副業だからできる
相談が来るのを待つ
と前述しましたが、これは副業だからできることです。
これが、本業で、待っている間に仕事が来なければ、食いっぱぐれてしまいます。
しかし、別の本業があるので、食いっぱぐれることはありません。
焦る必要もないので、自主制作などで、着実にスキルを磨くことで、より市場価値を高められます。
また、実案件だと公表できない場合も多いですが、自主制作なら誰の許可もいらずに、自分の宣伝使うことができます。
待つことの意味は、もう一つあります。
それは、価格交渉がしやすいことです。
「自分から、仕事ありませんか?」
というのと、相手から
「仕事お願いできませんか?」
では、お互いの位置関係が異なります。
求める報酬が高すぎる場合は、「それは難しいです」となる場合はもちろんあるので、難しいところではありますが、前提条件が、少なくとも相手が頼みたいと思っているか否かで変わってきます。
また、副業の場合は、最悪、仕事が取れなくても、生きていけるので、強気な価格設定にするのも一つの手ではあります。
もちろん、それに見合うスキルは必要ですが!
ポートフォリオを作成する
ポートフォリオは、できる限り作成しておきましょう。
仕事をお願いする側からすれば、どんな作品を作ってきたのか、どんなことができるかがわかるだけで、かなり助かります。
また、ミスマッチな仕事を依頼される可能性も下がります。
ひと昔前の就活とかだと、印刷して、まとめて…などありましたが、そもそもSNSの活用を主軸としているので、そんなものは必要ありません。
最初は、ArtStationがおすすめです。
手軽に作品を投稿できますし、ポートフォリオ機能もあります。
サイトは英語になりますが、難しいものではありません。
このポートフォリオのURLをSNSのプロフィールなどに貼っておくと良いです。
少し余裕が出てきたり、独立を考えるのであれば、自分でホームページを作成するのも良いです。
サーバーなどを借りずに無料で作成できるサービスのWiXなどもありますし、Wordpressなどを使用すすれば、HTMLやCSSが使えなくても本格的なサイトを作成することができます。
ポートフォリオに関しては、こちらで詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
営業をせずに、企業の仕事を受注する方法を紹介しました。
ポイントは
- SNSの有効活用
- 定期的に自主制作など作品を上げる
- なるべく人の目に触れるようにフォローやツイートをする
- 仕事がなくても食いっぱぐれない、副業の利点を活かす
- ポートフォリオを作っておく
です。
この方法は、副業だからできることですし、運やタイミングに左右される部分もあります。
ガツガツ営業をすれば、仕事を受注できる機会が増えますが、それにもスキルと時間が必要です。
営業をしたいのであれば別ですが、したくないのであれば、この記事のようなやり方も良いかと思います。
やりたくないことはせずに、自分のやりたいこと、伸ばしたい部分に注力することができます。
デザイナー職で副業をしたい方の参考になれば幸いです!
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