ゲームエンジンを触ったことがない方やこれからUnreal Engineを使おうと思っている方で
- どんなGPUが良いのか?
- どれくらいのスペックなら問題なく動くのか?
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
この記事では、私のUnreal Engineの使用経験も踏まえつつ
- 各機能ごとに必要なスペック
→最低限必要なスペックがわかる - 各サンプルで推奨されているスペック
→サンプルレベルのコンテンツを作るのに必要なスペックがわかる - UE5を使用する上での各PCパーツの役割
→どこにお金をかけるべきかがわかる - 結果、どのようなスペックのPCが良いか
- おすすめのPC
を紹介します!
色々な面から見ていきましょう!
細かいことは置いていて、とりあえず、UE5が快適に使えるPCがほしい!という方は、後半の「Unreal Engine 5 におすすめのPC」をご覧ください。
UE5の公式推奨スペック
まずは、Unreal Engine公式の推奨スペックから確認していきましょう。
Unreal Engineのこちらのドキュメントには、以下なスペックが記載されています。
オペレーティング システム | Windows 10 64-bit |
プロセッサ(CPU) | Quad-core Intel または AMD、2.5 GHz 以上 |
メモリ | 8 GB RAM |
グラフィックカード(GPU) | DirectX 11 または DirectX 12 対応のグラフィック カード |
RHI バージョン | DirectX 11: 最新ドライバーDirectX 12: 最新ドライバーVulkan: AMD (21.11.3+) と NVIDIA (496.76+) |
Epicの方もこちらで記載していますが、こちらは推奨というより、最低スペックかなと感じます。
一番重要なGPUの記載はありませんし、メモリは8GBはマストで、16GB以上ないと、かなり厳しい印象です。
Epic Gamesの社員の方が現在使用しているスペックは以下のスペックなようです。
オペレーティング システム | Windows 10 64-bit |
プロセッサ(CPU) | AMD Ryzen Threadripper Pro 3975WX Processor |
メモリ | 128 GB RAM |
グラフィックカード(GPU) | Nvidia RTX 3080 – 10GB |
ストレージ | 1TB SSD + 4TB SSD |
Unreal Engineの開発元が使用しているだけあり、十分なスペックです。
十分ではあるものの、なかなかに高価なスペックです…。
これらも踏まえて、機能ごとに最低必要なスペックなどをご紹介していきます!
UE5の機能ごとの必要スペック
続いて、代表的な機能や特別なハードが必要になる機能ごとに必要なスペックを確認したいと思います。
Lumen
Lumenは、リアルタイムでグローバルイルミネーション(間接光)や反射を表現できるUE5の目玉機能です。
この機能があることで表現力が一気に増しました!
Lumenを使用するには、DirectX11に対応したGPUが必要になります。
ただ現在、一般的に販売されているようなNVIDIAやAMDのGPUは、DX11はもちろん、DX12に対応していないGPUは、ほぼないので、そこまで気にしなくて良いと思います。
Lumenには、ソフトウェアレイトレーシングとハードウェアレイトレーシングという2つの機能があります。
ソフトウェアレイトレーシングは、上記のDX11以上があれば使用できるので、大抵のPCで使用できます。
しかし、ハードウェアレイトレーシングは、DX12とWindows10
そして、NVIDIA RTX-2000以上、もしくはAMD RX-6000以上が必要になります。
ソフトウェアレイトレーシングだけでもLumenの素晴らしい機能は使用できますが、ハードウェアレイトレーシングが使用できることで、制限が減り、Lumenのパワーをフルに活用し、よりハイクオリティな絵を作ることができます。
なので、せっかくLumenを使うのであれば、ハイエンドなコンテンツを作る場合は、ハードウェアレイトレーシングが使用できるスペックがほしいところです。
Nanite
Naniteは、大量のポリンゴを使用できるUE5の目玉機能の1つです。
欠かせない機能の1つです。
こちらは、DX12が必要になります。
前述の通り、現在のほとんどのGPUがDX12に対応しているので、DX12が対応しているか否かは、あまり気にしないでも大丈夫な部分です。
関連記事
パストレーシング
パストレーシングは、よりプリレンダリング近いレンダリングができる機能です。
というより、プリレンダリングのようなものです。
こちらを使用するには、Window10とNVIDIA RTXシリーズ(一部GTXシリーズも可)が必要になります。
ゲーム制作する方は、ほとんど使用しない機能ですが、フォトリアルな静止画制作や映像制作をする方であれば、使えると便利な機能です。
機能ごとの必要スペック まとめ
3つの機能から必要なスペックを見てきましたが、ここまでのまとめとしては…
スペックにこだわらなくてもほとんどの機能が使えます。
しかし、Lumenの機能をフルに活用したい方やPS5などの次世代機向けのゲームを作る方であれば
- Windows10
- GPU: NVIDIA RTX-2000以上、もしくはAMD RX-6000以上
が必要になります。
他にも仮想シャドウマップ(Virtual Shadow Map)やテンポラルスーパー解像度(Temporal Super Resolution)などのUE5の強力な機能がありますが、上記を満たしていれば問題ありません。
サンプルごとの必要スペック
Epicは、数多くのハイクオリティなサンプルプロジェクトを無料で公開しています。
全てのサンプルは、Epic Games Launcherの「サンプル」タブからDLすることができます。
UE5のリリースと同時にマトリックスのデモの中のシーンのサンプル(City Sample)を公開して話題になりました。
映画レベルでハイクオリティなだけあり、推奨スペックも高いです。
City Sample の推奨スペック
マトリックスデモのCity Sampleの推奨スペックは、サンプルを開くと見ることができます。
推奨スペックは、以下のようになっています。
プロセッサ(CPU) | 12-Core CPU @3.4GHz |
メモリ | 64GB |
グラフィックカード(GPU) | GeForce RTX 2080 または AMD Radeon 6000 以上 |
VRAM(ビデオメモリ) | 最低でも8GB以上 |
なかなかにハイスペックです(笑)
まず、CPUですが、ぱっとみCPUに詳しくないとわかりづらいのでざっくり紹介します。
具体的には、安い価格帯ものだと「Intel Core i7 12700K」や「Ryzen 9 5900X」などが当てはまります。
ざっくりわかりやすく言うとCore i5以下とかだと厳しいかなというところです…。
物にもよりますが、インテンルだとざっくりCore i9やXEONだと安心です。
GPUまわりは割とわかりやすいかと思います。
VRAMが最低でも8GB以上とありますが、RTX2080以上、Radeon 6000以上の時点で8GBはあるので、推奨GPUであれば満たしています。
古代の谷 サンプル の推奨スペック
UE5のアーリーアクセスの時の公開された古代の谷サンプルもCityサンプルの推奨スペックも同様にハイスペックです。
プロセッサ(CPU) | 12-Core CPU @3.4GHz |
メモリ | 64GB |
グラフィックカード(GPU) | GeForce RTX 2080 または AMD Radeon 5700 XT 以上 |
また、最小スペックも公開されています。
プロセッサ(CPU) | 12-Core CPU @3.4GHz |
メモリ | 32GB |
グラフィックカード(GPU) | GeForce GTX 1080 / AMD RX Vega 64 |
これだけのスペックがないと、こちらのサンプルを動かすのは難しいといことになります。
この2つのサンプル見ると、少なくとも32GB以上のメモリが必要なことがわかります。
MetaHumans サンプルの推奨スペック
フォトリアルなキャラクターを作成できるMetaHuman CreatorというものをEpicが公開していますが、そのサンプルプロジェクトもあります。
そのサンプルプロジェクトの推奨スペックは、以下のようになっています。
・DirectX 12 をサポートする Windows 10、ビルド 1902 以降
MetaHumans より引用
・レイ トレーシング対応の NVIDIA グラフィック カード
レイトレーシング対応のということなので、RTXシリーズなどの前述のパストレーシングと同じGPUが必要になります。
サンプルでこれが推奨スペックということは、自作のキャラクターやMetaHuman Creatorで作ったキャラクターをこのサンプルレベルのクオリティでレンダリングしたい場合は、このようなRTXシリーズのGPUがあった方が良いと考えた方が良いかしれません。
Hillside サンプル
カナダにある「Habitat 67」をUE5上で再現した建築ビジュアライゼーションのサンプルです。
フォトグラメトリやレーザースキャンなどのスキャンデータを使用し、ハイクオリティな建築ビジュアライゼーションを体験することができます。
特に推奨スペックの記載はありませんが、ドキュメントには以下の記載があります。
安定したフレームレートで最終的な映像をレンダリングするには、RTX A6000 グラフィック カード、もしくは少なくとも RTX 3080 グラフィック カードが推奨されます。
Hillside プロジェクト より引用
最近のサンプルでは、Geforceですと3000番台以上が推奨されています。
Electric Dreams 環境 サンプル
UE5.2の新機能「PCG」を存分に使用したデモで、Substrateなども使用しているためUE5.2の目玉機能の学習に役立つクオリティの高いサンプルです。
最小スペックと推奨スペックがドキュメントに記載されています。
推奨スペックは以下のようになっています。
プロセッサ(CPU) | 12-Core CPU @3.4GHz |
メモリ | 64GB |
グラフィックカード(GPU) | GeForce RTX 3080 (同等のものかそれ以上) |
VRAM(ビデオメモリ) | 最低でも10GB以上 |
最小スペックは以下のようになっています。
プロセッサ(CPU) | 8-Core CPU @3.6GHz |
メモリ | 32GB |
グラフィックカード(GPU) | GeForce RTX 2080 (同等のものかそれ以上) |
VRAM(ビデオメモリ) | 最低でも8GB以上 |
やはりこちらもRTX3080以上が推奨で、最小でも2080でした。
私はRTX2080は使用しており、このサンプルを開いて見ましたが、開く分には全く問題ありませんが、けっこう重かったです。
サンプルごとのスペック まとめ
Epicのサンプルは、ハイクオリティなものが多いですが、かなりのスペックが必要になります。
まとめると
- CPUは、「Intel Core i7 12700K」や「Ryzen 9 5900X」あたり以上のスペックのもの
- GPUは、RTX3080以上もしくは、 AMD Radeon 6000 以上
- メモリは、32GBないし、64GB以上
くらいあるとサンプルも問題なく動かせ、サンプルのようなクオリティの作品が作れそうです(スペックとしては)。
多くのサンプルはRTX2000以上が推奨ですが、最近リリースされたサンプルでは3000番台以上となっています。
そのため今から買うのであれば、最低でも3080にしておくと、サンプルで勉強したり、データを使いまわしたい時も安パイです。
Unreal Engineの各PCパーツの役割
CPUやGPU、メモリなど各パーツがUE5のどうのようなところで使うのか?という役割を紹介します。
全てがハイスペックなものに越したことはないですが、使い方により、どこにお金をかけるべきか、節約できるかというのがそれぞれあると思うので、参考になれば幸いです。
GPU(グラフィックボード)
まず、ゲームエンジンで一番重要なグラフィックボード、GPUから。
処理速度=どれだけFPSがでるか、快適に動かせるかを決定する重要な部分です。
もちろん、GPUだけではなく、CPUやメモリなども関わってくるので、GPUだけが良いから処理速度が出るとは言えません。
しかし、GPUの性能が高いほど、全体的に快適に動かせることは確かです。
「GPU 比較」や「GPU ベンチマーク」と検索すると性能の比較が出てくるので、それを参考にすると良いかと思います。
しかし、最近のものになるほど、その物の大きさと消費電力が大きくなっているので、GPUを買い替える方は、電源が対応できるか、そしてケースに入るかもご確認ください。
ビデオメモリ(VRAM)も重要なポイントです。
VRAMが大きいほど、たくさん、かつ高解像度なテクスチャが扱えます。
映像制作をするような方だと高解像度で書き出したりするかと思うので、尚更、重要になってきます。
また、PhotoshopやSubstanceなど他のグラフィック系のソフトを一緒に使用するのであれば、VRAMが大きい方が快適に作業できます。
Geforce か Quadro か?
nvidia製のGPUを検討する際に、Geforce か Quadroか迷う方も多いのではないでしょうか?
個人的な見解としては、用途にもよりますが、余裕があればQuadroも検討すればよいと思います。
ただし、理由は後述しますが、バーチャルプロダクションの場合は、ほぼ必須かと思います。
ひと昔前までは
Geforce=ゲーム、リアルタイム(DirectX)用途
Quadro=業務用、MayaやBlenderなどのDCCツール用(OpenGL)用途
というイメージがあったかと思います。
確かに、Quadro=DCCツールというのはありますが、RTXシリーズが出てからは、特にUnreal EngineでもQuadroが使われることは増えています。
Quadroのメリットとしては、大きく2つあります。
1つは、Quadroの方が最大メモリが多いという点です。
Geforceは、一番大きいRTX4090が24GBに対して、Quadroで一番大きいのは、RTX A6000や RTX8000で48GBになります。
なので、24GBより大きいVRAMがほしいとなるとQuadroになってきます(24GB以上必要な機会、そんなに多くはないと思いますが、大は小を兼ねる…)。
2つ目は、Quadroにのみ「Quadro® Sync」という機能があるという点です。
こちら、Unreal Engineのドキュメントにもありますが、バーチャルプロダクションなどで、複数のLEDディスプレイとGPUの同期をとるのに必要になります。
なので、本格的にバーチャルプロダクション(VP)をやるのであれば、Quadroがほぼ必須になります。
実際にEpic Gamesが行ったインカメラ VFXのテストでは、Quadro A6000が2枚使用されているそうです。詳しくは、こちら↓
ただ、ベンチマークとしては、必ずしも価格が高いQuadroの方が上というわけではないので、ご注意ください(こちらの記事を参考)。
理由がなければGeforceの方がコスパが良いのでおすすめです!
CADや超ハイポリゴンのモデルを扱う方、VPをそのPCでやることを検討している方は、特に検討した方が良いかと思います。
ちなみにCADやフォトグラメトリなどの重たいモデルや高解像度のテクスチャのインポート時間(ポリゴン数が多いほど時間がかかる)という意味では、CPUやディスクの速度が関係してきます。
CPU
CPUもどれだけ快適に動かせるかに関わってくる重要な部分です。
キャラクターを操作するなどプログラムの処理時間やアニメーションなどもCPUが関わってきて、スペックが低いとFPSも落ちます。
それに加えて、待ち時間の部分でも貢献します。
リアルタイムレンダリングのゲームエンジンでも、色々な待ち時間(計算)があります。
例えば、シェーダーを計算するシェーダーコンパルやGithubからUE5のソースコードをDLしてきて、使えるようにするためのエンジンビルド、作成したアプリをexeなどの実行形式にするためのビルドなど様々あります。
そういった事前計算部分では、CPUが頑張っているので、CPUの性能が高いほど、待ち時間が減ります。
エンジニアの方が様々なビルドをすることが多いので、エンジニアは特に性能が高いCPUの方が作業効率が上がると思います。
メモリ
こちらも処理速度にも多少影響しますが(メモリが少ないほど)、それよりも作業の快適さやアプリのクラッシュなどに影響します。
メモリが多いほど、他のアプリを開きながら作業することができるので、作業効率があがります。
また、アセットやマップを開くときの速度やUE5だけでもたくさんのウィンドウを開きつつ作業するのにも関わってきます。
また、アプリが大規模になってくると、メモリが小さいと落ちてしまうこともあるので注意です。
HDD / SSD
ストレージ周りは、作業効率に影響してきます。
当然ですが、SSDの方がUE5自体を開くのも早いですし、各マップやアセットの移動やコピー、読み込みなどで差が出てきます。
また、UE5を使っていると「DerviedDataCache」というキャッシュを生成します。
UE5のプロジェクトを開くと1回目は、とても時間がかかるけど、2回目以降はすぐ開けることが多いかと思います。
DerviedDataCacheだけではありませんが、UE5側でキャッシュを生成しているので、再計算をせずにすぐに開いたりすることができます。
そして、このキャッシュはどんどん肥大化していきます(削除はできます)。
なので、ストレージの容量が大きいに越したことはありません。
また、Cityサンプルや古代の谷サンプルは、プロジェクトの容量が100GB近くあるので、サンプルを保存しておくだけでも、けっこうな容量を使います。
なので、SSDは高いから大きい容量は難しいという方も、HDDは2TBやそれ以上などにしておくのがおすすめです!
MacでUE5は動作するのか?
普段は、Macを使用しているという方も多いのではないしょうか?
現状は、NaniteやLumen(HWレイトレーシング)やパストレーシングなど一部使えない機能があります。
※Lumenのソフトウェアレイトレーシングは使用できます。
また、GPUの面でもGeforceなどを積むことができないため、処理速度の面でもデメリットとなります。
なので、これからPCを買おうとしている方であれば、OSとしては、Windows10以上のPCがおすすめです。
しかし、iOSのアプリを開発したい場合、C++使用したプロジェクトでは、Macが必要になってきます。
ちなみにUE5.2からはmacOS用にビルドされたUnreal Engineをインストールできるようになりました。
Macでダウンロードすれば自動的にMac用のUnreal Engineをダウンロードできます。
そのためApple Siliconをお使いであれば、5.2からMacでのパフォーマンスがかなり改善されています。
Unreal Engine 5 におすすめのPC
パーツごとに揃えるのは面倒だし、PCごと買いたい!買い換えたい!
という方もいらっしゃるかと思います。
上記のスペックを考慮して、Unreal Engineを快適に使用するのにおすすめのPC、メーカーを紹介します。
搭載されるパーツや現在、販売されているモデルなどは都度変わっていくので、随時、変更、追加をしていきます。
パソコン工房
「パソコン工房」のクリエイター向けのPC「センス インフィニティ」シリーズです。
パソコン工房は、様々な用途向けのPCを販売しており、CG制作向け、さらにその中でも「Unreal Engine 5 動作確認済みパソコン」を用意しています。
正直なところ、グラフィックボードが入っているようなクリエイター向けやゲーミングPCであれば、動作しますが、動作するかちゃんと確認されいるのは安心ですね。
ただ、現在動作確認済みPCがが完売しているようですが、下記のモデルは以前、動作確認済みだったモデルと同等のスペックで、おすすめです。
比較的にお手頃でコスパの良いのは「SENSE-F076-147F-SLX」です。
主なスペックとしては
OS | Windows 11 Home (変更可) |
プロセッサ(CPU) | Core i7 プロセッサー 14700F |
メモリ | 32GB (変更可) |
グラフィックカード(GPU) | GeForce RTX 4060Ti 8GB |
ストレージ | 1TB NVMe対応 M.2 SSD (変更可) |
がベースなので、けっこう十分ではあります。
サンプルも動かせますが、HDD もしくは SSDを少なくとも追加したいところです。
予算がもう少しあるのであれば「SENSE-F076-147F-TTX 」もおすすめです!
OS | Windows 11 Home (変更可) |
プロセッサ(CPU) | Core i7 プロセッサー 14700F |
メモリ | 32GB (変更可) |
グラフィックカード(GPU) | GeForce RTX 4070 SUPER 12GB |
ストレージ | 1TB NVMe対応 M.2 SSD (変更可) |
先ほどとの違いはGPUです。
パフォーマンスはもちろん、VRAMが増えているので、より快適にUE5を動かせます。
4070 SUPERは、コスパの良いGPUでもあります。
特に追加など必要なく、Unreal Engineを使うにも十分です。
ストレージを増やしても良いかもしれません。
2DやCADなどあらゆることをカバーしたい、ハイエンドな映像を作りたい
“このPCがあれば、あらゆることに対応できる!”というPCがほしい
という方であれば、Quadro Adaが搭載されたプロモデル「SENSE-F08P-LC285K-NMX」がおすすめです。
OS | Windows 11 Home (変更可) |
プロセッサ(CPU) | インテル Ultra 9 プロセッサー 285K |
メモリ | 32GB (変更可) |
グラフィックカード(GPU) | NVIDIA RTX 4000 Ada 20GB |
ストレージ | 1TB NVMe対応 M.2 SSD (変更可) |
という十分なスペックです。
UE5のサンプルは問題なく動きますし、VRAMも大きいので大量のテクチャを扱ったり、高解像度な映像出力も可能になってきます。
ただ、SSDの容量の変更とデータを保存する大き目なセカンドストレージがほしいところです。
必要性と予算に応じて、ベースに追加していけるのが、パソコン工房のようなBTOパソコンメーカーの強みです。
持ち運びもしたいという方はノート(ラップトップ)もおすすめです。
「iiyama LEVEL-15FX155-i7-PL2X」はおすすめのラップトップの1つです。
OS | Windows 11 Home (変更可) |
プロセッサ(CPU) | インテル Core i7-13700H |
メモリ | 16GB (変更可) |
グラフィックカード(GPU) | 500GB NVMe対応 M.2 SSD |
ストレージ | 1TB NVMe対応 M.2 SSD (変更可) |
大きさ | 15.6型 |
持ち運び用のサブで使うのであればかなり十分なスペックかと思います!
メインで使うのであれば、ストレージは増やしておきたいところです。
上記4つは、個人的なおすすめですが、この他にもパソコン工房では、様々な用途やレベル向けのPCが用意されています。
11/19(火)まで「スーパーセール」が開催中です
対象のパソコンが最大50,000円OFFなど様々なスペックのPCが割引されています!
FRONTIER
「FRONTIER」はヤマダ電機グループの国産大手BTOメーカーでゲーミングPCやクリエイター向けPCなど多数取り揃えています。
1993年創業で20年以上の実績があります。
ラインナップはそこまで多くないですが、その分、厳選されているので初心者が選びやすいというメリットがあります。
個人的にPCの残価設定クレジットがあるのが面白いなと思いました。
数年おきに買い換えたい方や最新の機器を使いたい方におすすめです。
この中でのおすすめは「FRGBLZ790/A」です。
OS | Windows 11 Home |
プロセッサ(CPU) | インテル Core i7-14700F、水冷CPUクーラー |
メモリ | 32GB |
グラフィックカード(GPU) | GeForce RTX 4070 SUPER |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
水冷CPUクーラ、4070 Super搭載ながら、比較的にお手頃な価格です。
購入時にメモリを64GBにすることもできるので、64GBにすればCityサンプルなどを使用するのにも申し分ありません。
FRONTIERも様々ラップトップを揃えています。
「FRXNM714/B」はスペックも高く、おすすめです。
デスクトップ同様に自宅、職場はもちろん、出先でも重いデータも使用できます。
画面も大きく作業じやすく、GPUも申し分ありません。
SSDの容量は少し心元ないですが、追加することもできますし、別で外付けSSD/ HDDを使うのもありかと思います。
OS | Windows 11 Home |
プロセッサ(CPU) | Core Ultra 7 プロセッサー 155H |
メモリ | 32GB |
グラフィックカード(GPU) | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
大きさ | 16型QHD非光沢 |
11/22(金) 15時まで「感謝大還元セール」
12月18日(水)15時まで「大創業祭」が行われています!
台数限定の特別価格やスペックのアップグレードキャンペーンが行われており、だいぶお買い得になっています!
特にメモリのアップグレードがおすすめです!
ソフマップ
「ソフマップ」は、古くからあるパソコン製品を中心に電化製品を幅広く販売しています。
秋葉原に行ったことがある方は、おそらく看板を目にしたことがあるかと思います。
ビックカメラの子会社でソフマップとビックカメラのポイント1:1で交換できるのも嬉しいポイントです!
ゲーミングPCは、かなり細かい仕様ごとに製品が分かれているの、かなりの種類があるので、比較などをするのが少し面倒ではあります。
ただ、条件で絞りやすくなっているのである程度、ほしいスペックが決まっていれば、絞りつつ多くの選択肢から選ぶことができます。
そのの中でも「SS147FBRTX406T64G2T」はコスパが良くおすすめです!
OS | Windows 11 Home |
プロセッサ(CPU) | インテル Core i7-14700F |
メモリ | 64GB |
グラフィックカード(GPU) | NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 8GB |
ストレージ | SSD 2TB |
CPUも申し分なく、メモリも64GBあり十分ですし、4060Tiも性能と価格を比較してコスパの良いグラボと言われています。
BTOでは、ある程度幅を持ってスペックを選ぶことができます。
ソフマップは、ラクウルという買取サービスも行っています。
私も以前、ゲーミングラップトップを買い取ってもらいましたが、他と比べてけっこう良い価格で買い取ってくれました!
PCを買い替える時におすすめです!
まとめ
スペックや機能、サンプルごとにUE5を使用するのに必要なスペックをご紹介しました。
冒頭に紹介したEpicで使用しているというスペックが、やはり何をするにも問題なく、快適に動かせるのかなと思います(開発元が言っているわけですから、私がどうこう言うのもおこがましいですが…w)。
ただ、SSDは、256GBでは、どれだけ他のソフトを入れるかでも変わりますが、キャッシュがいつの間にか100GBとか越えたりするので、多くのプロジェクトを扱う方は、もっと大きい方が良いと思います。
私は、512GBですが、容量が足りずに定期的に「DerviedDataCache」を消すことになっています(待ち時間が増えるだけなので、良いっちゃ良いのですが…)
また、CPUは、必ずしも公式に記載のあるXeon e5-2643でなくても大丈夫かと思います。
もう少し安価なCore i9でも良いと思いますし、お金があれば、AMDのRyzen Threadripperなども良いと思います。
サンプルを快適に動かしたい、サンプルレベルのアプリを作りたいのであれば下記のようなスペックが推奨されます。
- CPUは、12-Core CPU @3.4GHz以上で、具体的には、最低でも「Intel Core i7 12700K」や「Ryzen 9 5900X」あたりのものかなと思います。
- メモリは、最低でも32GBで、欲を言えば、64GB以上。
- GPUは、RTX 4080 SUPER または AMD Radeon 6700XT あたりで、どちらかと言えば、RTXなのかなというのが個人的な見解です。
RTXは3000番台でも問題ないですが、今買うのであれば最新世代の4000番台が良いでしょう。
パーツを細々と選ぶのが面倒という方であれば、パソコン工房などのようなお店で用途に応じてカスタマイズしつつ、買ってしまうのが早いかと思います。
また、Macでも動かせますし、iOSアプリを開発するのであれば、基本的にはMacが必要です。
ただし、UE5の機能をフルに活用したいのであれば、現状はWindowsがおすすめです。
会社であれば、なるべく全員で同じくらいのスペックに合わせたほうが、処理速度の差がでず、デバッグしやすいので、合わせるのがおすすめです。
UE5を使用する際の参考になれば嬉しいです!
このサイトでは、UE5の基本的な使い方も紹介しているので、実際に使い始める時に参考になれば嬉しいです!
その他にもUE5を学習するのにおすすめなチュートリアルも紹介していますので、併せてご覧ください!
より手っ取り早く学びたい方は、こちらもお役に立つかもしれません。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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